ロゼッタは自称「星を観る者」であり、チコという星の生命体を保護する母親という立場のキャラクターです。
この記事ではロゼッタが何者なのか解説し、チコといる理由を踏まえながら正体に迫ります。
『スーパーマリオギャラクシー』とは?
『スーパーマリオギャラクシー』は、2007年に任天堂から発売されたアクションゲームです。
このゲームでは、マリオが宇宙を舞台にピーチ姫を救うために必要な「パワースター」を探す冒険を繰り広げます。
ロゼッタのキャラクター概要
【ギャラクシー】今では色々なマリオタイトルに登場するようになったロゼッタは、スーパーマリオギャラクシーで初登場。「ほうき星の天文台」という星船の主で、星の子チコと一緒に宇宙を旅しています。#スーパーマリオ3Dコレクション pic.twitter.com/73kQ3W3SBm
— スーパーマリオブラザーズ35周年 (@supermario35th) September 9, 2020
ロゼッタとは、星の子チコたちと共に生活している神秘的なキャラクターです。
「スーパーマリオギャラクシー」ではマリオに星の子チコを貸し出し、ガイド役としてマリオの旅を支援する意思を表明しています。
星々の知識を持った静かで落ち着いた性格が特徴で、マリオ達には「星を観る者」と自己紹介をしていました。
しかし、絵本の物語やゲームのストーリーが絡みあってミステリアスな背景を秘めており、ネット上では様々な考察が議論されています。
星の子「チコ」とは何か?
ロゼッタ様とチコちゃん pic.twitter.com/AmnifKMh5U
— 佐々木さき子 (@sakiko_sasaki_) December 29, 2023
星の子チコとは、『スーパーマリオギャラクシー』シリーズに登場する小さな星の生き物たちです。
彼らはキュートで愛らしい姿をしており、ロゼッタを母親として慕っています。
チコの生命サイクルは下記の通りになっています。
- 星くずを元に、ベビィチコが生まれる。
- 誰かの願いを叶えるために「星」に変身する。
- ほうき星となって宇宙を流れ、惑星になる。
- 砕け散って星くずとなり、絶命する。
※過去の体験や反省が「星の加護」として、少女に有益なものを残す。 - ⑤の星くずを元に、新しいチコが記憶を引き継いで生まれる。(①に戻る)
※ロゼッタが言った「ほうき星に乗って迎えに行くね」」を覚えている。
そんなチコ達は宇宙のさまざまなステージ(ギャラクシー)に住んでおり、各地で異なる役割を果たしてきました。
なぜ、ロゼッタはチコと共にいるのか?
ロゼッタが星の子チコたちと共にいる理由は、ロゼッタが朗読する絵本の内容に関係があります。
ロゼッタの絵本では「ほうき星に乗って迎えに来るママ」を待つチコと一緒に、少女が母親探しの旅に出る内容です。
物語が進むにつれて、少女は「チコ達の母親になる」と決心しており、ロゼッタも自身を「チコ達の母親」と目的が一致しています。
つまり、ロゼッタはチコ達の母親が帰ってくるまで、そして「星」に変身する姿を見届ける保護者的な立場なのです。
ロゼッタは、チコ達を家族同様で関わっており、彼らの絆は物語を通じて強く表現されています。
少女の正体が、ロゼッタである根拠
ゲーム中で、ロゼッタはチコ達に絵本を読み聞かせるシーンがあります。
そこにはロゼッタの過去に触れたかのような考察がされており、ロゼッタの正体について考察できるポイントがいくつもあります。
チコの母親になる
絵本の中の少女はロゼッタと同一人物である可能性が高いと結論付けられています。
ロゼッタはチコの母親として自己紹介しており、絵本はロゼッタが少女時代にチコたちのママになる過程を描いていると考察しました。
「彼らが生まれ変われる場所を求めて旅をしている」と述べて点においても、これは絵本の少女がチコたちと共に生きる決意を表す言葉とも合致します。
天文台、お城のデザインの一致
これがステージ選択するためのステージ。天文台と流れ星を合わせたデザインで、各マップは部屋の名前をモチーフに(テラス、ベッドルーム、キッチン、マシンルーム、ロフトなど)してるし、ここにも1UPキノコたんまりで探索要素がしっかりある。ここをフライングマリオで飛ぶのが一生楽しい pic.twitter.com/IvLkjoNvXP
— ヴェンス (@fal_tex) August 23, 2019
絵本の少女が作った家が、ロゼッタの天文台とデザインが一致していることから、彼女の住まいがほうき星の天文台であると推測されます。
ロゼッタと星の民の家である「ほうき星の天文台」は、星の海を旅する星船であり、彼らの生活の基盤となっています。
天文台はスターの力を使って宇宙に散らばるギャラクシーを観測できる機能を持っており、マリオが冒険する場所を提供しています。
また、絵本の少女の故郷はキノコ王国である可能性が高いのも見逃せません。
絵本に描かれた少女の住んでいた場所にはピーチ城のようなお城が描かれています。
銀河を渡る力
チコ達は大切な人の願いを叶える覚悟を持つと、ほうき星に変身する特性があります。
第八章「ねがいごと」にて、少女とチコがほうき星の尾をまとっていたことを踏まえると、共通しています。
銀河を渡る力を持っていることは、彼らがロゼッタとチコ自身であることを証明していると言えるでしょう。
少女の願いと、星くず祭り
絵本の最終章での少女の発言「百年に一度はそこに帰って家族との時間を過ごしたい」というセリフと、星くず祭りという名目が一致していることが示されています。
これは彼らの目的による結果が、マリオの世界で起きる自然現象の原因だったと考えられるでしょう。
記憶の喪失
ロゼッタが非常に長生きしており、自身の関係者や出来事についての記憶を失っている可能性があります。
これは彼女の発言やゲーム内のイベントから推測されるものです。
ロゼッタが少女と成人の間を循環している可能性があり、彼女がキノコ王国から出てしまい、ループした時空の旅を続けていると考えられます。
ロゼッタはタイムリープしている
【ギャラクシー】実は「キノピオ隊長」は『スーパーマリオギャラクシー』で初登場。キノピオ探検隊として、さらわれたピーチ姫を捜索しています。いろいろとマリオを助けてくれる…かも?#スーパーマリオ3Dコレクション pic.twitter.com/PlRAu8Vh0z
— スーパーマリオブラザーズ35周年 (@supermario35th) September 23, 2020
ロゼッタの存在が宇宙や大銀河の巡りとともにループしている可能性が高いと思います。
121枚の特典ムービーで見られる絵本の最初に繋がるチコの誕生シーンや、ロゼッタとチコが宇宙へ旅立つ時に使用する星船がキノピオ探検隊のものと同じです。
なので、以前の宇宙世界でも「マリオギャラクシー」に似た物語があったと推測されます。
- マリオとピーチ姫の子供として生まれる。
- ピーチ姫が亡くなる。(人生A)
- ロゼッタはチコと出会って「チコのママ」を探す。(十数年~)
- 挫折や葛藤を味わいながら旅をする。(十数年~)
- チコは星に生まれ変わる。
- 星に生まれ変わったら、ロゼッタを乗せて「青い星」に向かう。(100年に一度)
- 本人の願いが叶うと、タイムリープする。(③に戻って、人生B、人生C…と続く)
※全く同じ事象が繰り返されるわけではない。 - 何十回というループを繰り返して、マリオに助けられる運命に出会う(人生X)
これは「消えたチコのママ」が前宇宙のロゼッタである可能性を示唆しており、チコ達が本能的に探し求めている人物こそがロゼッタ、つまり絵本の少女なのです。
まとめ:ロゼッタは、タイムリープを繰り返すチコ達の母親
ロゼッタの正体は、絵本に登場する少女である可能性が高いことが考えられます。
ロゼッタの目的や役割は少女と合致している点が多く、チコ達の生命サイクルも考慮すると絵本の物語がロゼッタの過去そのものでしょう。
さらにロゼッタの設定を詳しく知りたい方は、コチラの記事をご覧ください。
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