マリオを作った人は、任天堂の代表取締役フェローである宮本茂さんです。
この記事では、宮本茂さんの経歴と任天堂の役割を振り返り、マリオの誕生秘話や制作の想いをまとめました。
マリオの背後に隠れている宮本茂氏の魅力的なストーリーを知ることで、マリオワールドを更に楽しまれてください。
マリオを作った人「宮本茂」のプロフィール
宮本茂さんは、ゲーム業界に多大な影響を与えたクリエイターです。
世界的に有名なマリオだけでなく、カービィやリンクの生みの親でもあります。
私たちがさまざまな任天堂ゲームを楽しんでこれたのは「宮本茂さんありき」とも言えるでしょう。
そんな彼の経歴を時系列で簡単に紹介します。
宮本茂の経歴と功績
宮本茂さんは1952年に京都府に生まれました。父親と母親の詳細は不明です。
当時、任天堂の社長だった山内博さんと友人だった父の紹介で1977年に任天堂に入社。
新入社員時代は企画・開発部門で工業デザイナーとして働いていました。
27歳だった宮本茂さんに転機が訪れたのは、1981年のアーケードゲーム『ドンキーコング』の大ヒットしたときです。
宮本茂さんのモノ作りに対する探求心と柔軟なアイディアは、多くの業界人を唸らせるほどとなりました。
今までのマリオと同じようなものを作ってしもたから、キャラもマリオにせんとおかしい、っていう考えで
引用元:宮本茂が語る。
ゲームは作りたくないんで、新しいものを作って、で、そこにマリオを乗せてみて、で、マリオが似合わなかったら、ゼルダに替えようかな、なんて(笑)。
その後「スーパーマリオブラザーズ」、「ゼルダの伝説」など、数々のヒットタイトルを生み出し、ゲーム業界に革命をもたらします。
宮本茂さんは、自分が遊びながらゲームを作っていき、誰でも楽しめるような操作性を重視して柔軟な発想を持ったスゴイ人。
宮本茂が作ったゲーム
【スマブラ絵】
— コスモス@原稿✍️ (@hakia_cosmos) September 4, 2021
リンク、ピット、マリオ、カービィ、ヨッシーの亜空の使者5人組。
何度でも描きたくなるくらい大好きなチームです。 pic.twitter.com/sjgK0Ect7h
宮本茂さんの作品はエンタメ以上の価値を持ち、ゲームの楽しさを追求する姿勢と独自の発想で多くのファンから愛されています。
宮本茂さんが手がけたシリーズ
- スーパーマリオブラザーズ
- ゼルダの伝説
- 星のカービィ
- ドンキーコング
- スプラトゥーン
- ピクミン
などなど、書ききれないほどのヒット作は世代を超えて楽しまれています。
中でも、宮本茂さんが手がけたゲームの面白エピソードがあるので紹介しましょう。
例えば『ゼルダの伝説』が生まれたのは、宮本茂さんが幼少期に自然環境を探索した影響からでした。
地元である京都の田舎町で洞窟や水域の発見は、シリーズを作る大きなヒントとなっています。
また『ピクミン』が生まれたのも、当時の開発技術(100体同時にキャラクターを動かす)と、自宅の庭を手入れしているときと着想を得たと言われています。
マリオを作った宮本茂の年収はいくら?
[任天堂HP]『スーパーマリオメーカー 2』公式サイトのおしらせを更新しました。
— 任天堂株式会社 (@Nintendo) January 8, 2020
「ハックンタイムアタック 第3回 「森の底の10コイン」を配信!」を掲載しています。 https://t.co/OgHnNL9ASP pic.twitter.com/zWXBrkXoHm
宮本茂さんの具体的な年収は公表されていません。
任天堂で働く社員の平均年収は988万円と言われていますが、あくまで中央値なので宮本茂さんと新入社員の給料の差は何倍も異なるでしょう。
しかし、2023年に公表された役員報酬の金額を見ると、2億9200万円の配当金を得ていることがわかりました。
2023年3月期に報酬総額2億9200万の役員として登場
引用元:IRBANK
月収に換算すると2000万円以上の給料を得ていることになるため、かなりのお金持ちです。
ただし、あくまで役員報酬だけの収入のため、株式投資や不動産投資でさらに収入が加算される可能性もあります。
宮本茂は、年収の何倍の金を出されても、ヘッドハンティングされなかった。
— 超空間今井ワールド (@ImaiWorld) April 9, 2011
年収にちなんだ話と言えば、2000年初期にMicrosoftが年収の10倍を前提に宮本茂さんをヘッドハンティングしようと企んだ伝説があります。
ソース元は見つかりませんでしたが、宮本茂さんは「自分ひとりでできることは無いし、仲間がいるから」という理由で断ったそうです。
任天堂への忠誠心が厚かったことがわかります。
宮本茂の自宅や、家族(妻・息子・娘)について
こちらがマリオ改めチャールズマーティネーさんが宮本茂さんのことを
— スーパーマダオ🍄 (@SuperMadaoWorld) September 7, 2023
『パーパ⭐︎』と呼んでいたイベントのシーンです。
マリオはパパが大好き!!#ThankYouCharlesMartinet pic.twitter.com/k84mQEIZhf
宮本茂さんのプライベートに関する情報は明かされていません。
週刊現代の記者が宮本茂さんの自宅に突撃取材をしたことがあるそうですが、住所は不明。
妻の名前は「宮本康子(やすこ)」という名前のようですが、確実な情報もありませんでした。
しかし、1999年に刊行されたインタビューでは「上の子が中2」と仰っており、2人以上の子供がいる旨を語られています。
うちの子供らは、けっこう、友だちが何人か来てね、
引用元:宮本茂が語る。
みんなで対戦ゲームしてることが多いんですよ。
宮本茂さんの誕生年が1952年なので、47歳時の取材のときに14歳の息子が居ると逆算できました。
1985年前後生まれの息子さんがいるってことは、今ではお孫さんがいるかもしれませんね。
マリオの誕生秘話と宮本茂の哲学
今やマリオは世界的に知られるキャラクターとなっていますが、その誕生には任天堂らしい背景がありました。
マリオの原型となったキャラクター
ドンキーコングはポパイを使ったキャラゲーを作る予定が、版権の交渉がまとまらず、急遽、宮本さんがデザインしたキャラに差し替えて誕生した作品だったらしいですよ?
— strider@2048 (@GrandMaster2048) March 6, 2019
ポパイ→マリオ
オリーブ→レディ
ブルート→ドンキー
なんか納得w
あ、おはようございます!#レトロコンシューマー愛好会 pic.twitter.com/x7w4lHl0x8
マリオの原型は、アーケードゲーム『ドンキーコング』のジャンプマンです。
しかし、実はもともとアメリカマンガ「ポパイ」から着想を得たと言われています。
ジャンプマンは、宮本茂さんが考えたゲームの主人公であり、現在のマリオにあるキャラクター設定はありませんでした。
しかし、続編が作られること機に「マリオ」という名前がつけられ、別作品では弟の「ルイージ」も誕生するようになります。
後に、キノコやスターを手にしながら敵を倒してステージを進むマリオの勇敢さをテーマにした『スーパーマリオブラザーズ』へと繋がっていきました。
マリオが、帽子をかぶったヒゲ男である理由と役割
こないだ @juliewataiさんにバレンタインチョコをお渡ししたら、ちょっと早いホワイトデーだといってUSJのマリオのおみやげチョコをいただいてしまいました…!ドット絵のマリオ缶かわいすぎる❤️ pic.twitter.com/S8kCZ1xN1k
— ミキ (@miki800) February 25, 2021
マリオのトレードマークであるヒゲは、技術的な制約から生まれたデザインです。
初期のゲーム機では、顔の表情を細かく描写するのが難しかったためキャラクターがどちらを向いているか区別しにくいグラフィックでした。
そこでヒゲや帽子をつけることによって左右どちらを向いているかわかるようにし、無意識にゲーム進行を促す仕組みを施していたんです。
また、オーバーオールを着ていたのも身体のパーツ(手/腕/胴体)の色が分かれて判別しやすい色であったことから由来しています。
宮本茂さんの緻密な計算と、技術的な制約への対応がスゴイ!
まとめ:マリオを作った宮本茂は、スゴイ人!
任天堂の看板キャラクターであるマリオを作った人は、任天堂取締役フェローの宮本茂さんです。
ゲーム業界に革命をもたらした天才クリエイターとして知られており、ニューヨーク誌では「世界に影響を与える人100選」にも選ばれています。
彼がゲームを通じて、普遍的な価値や楽しさを伝えたかった姿勢は世界中から評価されるほどとなりました。
これからもマリオの源泉を理解することで、よりよい任天堂ゲームライフが送れることを願っています。
さらにもっとマリオのことを詳しく知りたい方は、コチラの記事をご覧ください。
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