マリオにはゲーム界を変革した40年以上の歴史が刻まれています。
この記事では、マリオがどのようにして生まれ、そしてゲーム界のトップキャラクターとして君臨するに至ったのか、その歴史を解説します。

ルイージやピーチ姫、ドンキーコングなど、おなじみのキャラクターたちの背後に隠された秘密も明らかにします。
【ファミコン世代】マリオの誕生と初期の歴史
マリオは世界中で愛されているキャラクターですが、彼の起源や初期の歴史については意外と知られていないことも多いです。
そんなマリオの歴史を深堀りしていきましょう。
1983年:ドンキーコングが初登場


1983年、マリオは「ドンキーコング」というゲームで初めて登場しました。
このゲームは、主人公のペットであったゴリラが恋人「レディ」をさらったため、ビルを登ってレディを救出するという内容でした。
当時の主人公の名前は「ジャンプマン」でしたが、後に続編で発売された『ドンキーコングJr』で「マリオ」と名付けられます。
アーケードゲームで登場したあと、同年9月にファミコン版へ移植されました。


1983年:ルイージが初登場
ゲーム&ウォッチマルチスクリーン「マリオブラザーズ」。実はアーケード版より先に兄弟で登場した作品で左右それぞれのキャラクターを動かして荷物をコンベアに乗せトラックに積み込むゲーム。国内で横開きのマルチスクリーンは本作のみであるが、当時POKKAの景品版として登場したのは有名な話。 pic.twitter.com/piQbtsh9Od
— dolly (@dolly12659500) October 4, 2017
1983年、ゲーム%ウォッチ版『マリオブラザーズ』がリリースされました。
このゲームは、瓶詰め工場で働くマリオとルイージがトラックに荷物を積んでいく内容となっており、記念すべきルイージが初登場を果たした作品でもあります。
具体的なキャラクター設定はされていませんでしたが、ルイージはマリオと瓜二つの双子である時代でした。


1985年:ピーチ姫が初登場


1985年、横スクロールアクションゲーム「スーパーマリオブラザーズ」が誕生しました。
「スーパーマリオブラザーズ」は、マリオシリーズの中でも特に革命的なゲームとして知られており『世界で一番売れたゲームソフト』としてギネス記録にも載っています。
このときに初めてピーチ姫が登場し、悪役のクッパにさらわれたヒロインを助けるゲーム設定が確立されました。
その後、1986年には難易度が上がった「スーパーマリオブラザーズ2」や、グラフィックが大幅向上した「スーパーマリオブラザーズ3」が1988年に続きます。
1989年:デイジーが初登場
初出作品のスーパーマリオランドのデイジーさあ……
— アドミラル・グラーフ・冬凪 (@fuyunagi0411) May 31, 2023
髭生えてるように見えるんだよな、昔から…… pic.twitter.com/vi03lJXmnL
1989年には携帯機ゲームボーイのローンチタイトル「スーパーマリオランド」が発売されました。
タタンガという宇宙の侵略者に、ヒロイン役のデイジーがさらわれる役割で描かれました。
独自要素の進化アイテムやシューティングゲームが初採用され、現在でも不朽の名作です。
ちなみに、舞台となったサラサ・ランドと、デイジー姫の関係は明らかになっていません。
1990年のマリオ:ヨッシーが初登場


1990年、スーパーファミコン「スーパーマリオワールド」が発売。
グラフィックが更に進化し、マリオの相棒としてヨッシーが初登場を果たした作品です。
1992年のマリオ:ワリオが初登場
[1992年]のちに主役のゲームも登場する「ワリオ」は、このタイトルで初登場。マリオがいない間にマリオ城を乗っ取り、城に入るために必要な「6つの金貨」を各地にばらまいてしまいました。#思い出マリオ #スーパーマリオランド2_6つの金貨 pic.twitter.com/AtSG5ebToE
— スーパーマリオブラザーズ35周年 (@supermario35th) October 20, 2020
1992年、ゲームボーイ機から「スーパーマリオランド2」が発売されました。
6つのゴールデンコインを集めるという新しいストーリーが展開され、記念すべきワリオの初登場作品にもなっています。
1992年のマリオ:キャサリンが初登場
今日はFC「スーパーマリオUSA」発売31周年みたいです pic.twitter.com/0kSfI8CRnl
— ( θθ,)るるみさん@TEAM B.R.A( .θθ.)【雑多垢】 (@3no31127) September 14, 2023
1992年、スーパーファミコン「スーパーマリオUSA」が発売。キャサリンが初登場した作品です。
本作は、「夢工場ドキドキパニック」というアメリカゲームのキャラ差し替え移植ゲームであり、アメリカでは1988年に「スーパーマリオブラザーズ2」として発売されました。
それを逆輸入して日本で発売されたものなので「USA」と名前が付いています。
ピーチとキノピオをはじめて操作できるようになり、キャラの個性が目立つ操作性が特徴的なゲームです。
1992年:マリオカートシリーズの誕生
1992年、マリオは「スーパーマリオカート」として新たなジャンルに挑戦。
レーシングゲームとしてのマリオは、新しいファン層を獲得しました。
1993年:リメイク版が初めて発売
本日はスーパーファミコン『スーパーマリオコレクション』が発売されて30周年です。おめでとうございます! pic.twitter.com/Jpy5SERXH3
— ゲーム探偵団 (@game_tanteidan) July 14, 2023
ファミコンで発売されたスーパーマリオシリーズのリメイク版として4作品が収録された「スーパーマリオコレクション」。
本作では初代のグラフィックを一新して、セーブ機能を搭載するシステム上の改善を試みる作品となりました。
その後はワリオやヨッシーが主人公になった「ワリオランド(1994年)」や「ヨッシーアイランド(1995年)」が発売されます。
【N64世代】3D時代へ移行したマリオの歴史
ニンテンドー64には多くの名作がありますが、マリオがはじめて3D作品になった歴史があります。
1996年:はじめて3D作品なった
1996年「スーパーマリオ64」によって、箱庭型の3Dグラフィックスが採用されました。
3Dゲームの新しいスタンダードを築き上げた大変革として、ゲーム業界全体に大きな影響を与えた名作です。
自由な動きや多彩なアクションが特徴で、現在でもTAS企画で多くのゲーマーに愛されています。
「マリオカート64」も同年に登場。
3Dレーシングゲームとして、キャラクターたちがカートでレースを繰り広げる姿は、新しい魅力としてファンを魅了しました。
2000年:ワルイージが初登場
ワルイージは、ルイージのライバルとして登場するキャラクターで、ワリオと同様に「ワル」の名前を持っています。
彼の初登場は「マリオテニス64」で、ダブルスパートナーとしてワリオと共演しました。
【ゲームボーイアドバンス世代】2000年代に始まったマリオの歴史
ゲームボーイアドバンスがリリースされると、ローンチタイトルとして2001年に「スーパーマリオアドバンス」シリーズが発売。
ファミコン「スーパーマリオブラザーズ」シリーズのリメイク版に「マリオブラザーズ」が追加されて、4人対戦を構築しました。



当時は通信ケーブルを持っている友達がモテる現象が全国各地で起きたことが懐かしいですね。
【ゲームキューブ世代】新ハードが生まれたマリオの歴史
ゲームキューブが新ハードとして発売され、コントローラーに愛着を持っている方も多いでしょう。
2006年:クッパJrが初登場
2006年、新ハードゲーム機のゲームキューブと同時期に「スーパーマリオサンシャイン」がリリースされました。
本作はポンプを背負ったマリオが水を使ったアクションで物語を進める内容ですが、慣れを要する操作性によって難易度が高い作品でもあります。
また、クッパJrがボス枠で初登場するゲームで、クッパがピーチをさらう理由が定着していった考察しがいのある展開も興味深いものです。
【DS世代】2画面操作が追加されたマリオの歴史
マリオ生誕25周年記念作として、14年ぶりの続編となった「スーパーマリオブラザーズ」シリーズの新作が2006年にDSカセットで発売。
3Dマリオで搭載された壁キックや三段ジャンプが取り入れられ、華麗なアクションが話題となりました。
国内販売数640万本を超え、初代スーパーマリオブラザーズに迫る記録的セールスを飾っています。
【Wii世代】マリオの歴史年表
ハード機「Wii」の発売で、マリオの名作も数多く誕生しました。
2007年:ロゼッタが初登場
2007年には、銀河をテーマにした「スーパーマリオギャラクシー」が発売。
無重力空間を縦横無尽に駆け回り、立体的な球状フィールドを生かしたステージ展開によって新しいゲーム感覚を味わえる良作でした。
ヒロイン役にロゼッタがでてきており、マリオとピーチの娘ではないか?と囁かれる謎が多い設定が話題となっています。
2010年には続編が作られる人気作となり、2ではヨッシーに乗るアクションが実装されました。
【3DS世代】2D×3Dがコラボしたマリオの歴史
2011年、スーパーマリオシリーズに3D要素が加わった「スーパーマリオ3Dランド」は、従来のスーパーマリオを一新するスタイルを確立しました。
2012年にはコイン集めをテーマにした「ニュー・スーパーマリオブラザーズ2」が発売され、はじめて有料ダウンロードコンテンツも実装されます。
【WiiU世代】マリオの歴史
WiiUのローンチタイトルとして「ニュー・スーパーマリオブラザーズU」が2012年に発売されました。
4人同時プレイはもちろん、ゲームパッドを使ってアシストするバディプレイが行える新スタイルでゲームの多様性を示します。
2013年には、3Dランドの続編で「スーパーマリオ3Dワールド」が発売。
3Dプレイではじめて複数プレイができるようになりました。
改造マリオ対策!?
【今日は何の日?】
— ファミ通.com (@famitsu) September 9, 2023
2015年9月10日『スーパーマリオメーカー』が発売。今年で8周年
らくがき感覚の簡略さでコースを作れることに多くのユーザーが脱帽した新感覚のエディットゲーム
https://t.co/4sK2eKnlEs pic.twitter.com/CaIc9pzLue
2015年、スーパーマリオ30周年記念で発売された「スーパーマリオメーカー」はゲーム界隈で話題となりました。
ゲームパッドを使用してギミックを配置し、オリジナルのステージを作って世界中で配信できるシステムは衝撃的でしたよね。
ネット上では無料で遊べる「改造マリオ」も流行っていましたが、本作を機に衰退。
ステージをいじりたい人と、いじられたステージをクリアしたい人同士が無限に遊べる名シリーズの誕生です。



2019年には新機能が搭載されて、Switchで続編も発売されました。
【Switch新世代】マリオの歴史年表
現時点で最新作となったハード機「Switch」もマリオの歴史を語るうえでは外せません。
2017年:ポリーンが34年ぶりに復帰!
2017年、3D箱庭型アクションゲーム「スーパーマリオマリオオデッセイ」が発売。
「オデッセイ(=長い冒険旅行)」のタイトルにふさわしいステージが盛りだくさんで、ポリーンのデザインが確立した話題作でもあります。
箱庭型としてはスーパーマリオサンシャインが発売された15年ぶりのリリースで、敵の能力を利用するアクションにドキドキした方も多いはずです。
まとめ: マリオの歴史とその重要性
マリオは私たちの心に刻まれたゲームキャラクターとして、長い間ゲーム業界をリードしてきました。
特に、3Dへの移行や、新しいキャラクターの登場、そしてゲームの革命的な変化など、多くの瞬間がファンの心に残っています。
そんな中、マリオシリーズには、未だに解明されていない謎や秘密、都市伝説が数多く存在しているのも事実です。
これからはマリオに関する謎も含めて調べていきます。
さらにもっとマリオのことを詳しく知りたい方は、コチラの記事をご覧ください。


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