ドンキーコングはゴリラをモチーフに作られたゲームキャラクターですが、生態としては猿に近いキャラクターです。
ネット上では「ドンキーコングはゴリラじゃない」という話題が上がっていたため、生物学上の観点から徹底考察しました。
ドンキーコングはゴリラ?猿?違いを考察
ドンキーコングってゴリラじゃないの?
— タタタクヤ (@tictacrock) October 14, 2018
あれ、ドンキーコングってゴリラ?
— ひ な"ち😈🔥 @神様のといれ (@hinamptak) November 19, 2023
ゴリラじゃなかったら紫じゃないか?
ドンキーコングはゴリラである印象が強いキャラクターですが、ゲーム内では猿に近い動きや能力を見せています。
まずはゴリラと猿の違いを見比べながら、ドンキーコングがどっち寄りなのかを考察していきましょう。
ゴリラである理由① - 体格
ドンキーコングの準備もばっちり! #映画スーパーマリオ #SuperMarioMovie pic.twitter.com/a2RrTjcHiM
— 『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』公式 (@mariomoviejp) February 14, 2023
ゴリラは身体が大きく筋肉質、体重は通常200kg以上あります。
対して猿は小さく、体重は大きくても100kg程度です。
ドンキーコングの体重が350kgという噂や、さまざまな身体能力を考慮するとゴリラに近い外見的デザインが施されています。
ゴリラである理由② - ドラミング(胸叩き)をする
ゴリラのドラミングの手はパーだけど、子供番組などでは必ずと言っていいほどグーで叩いている。数々の動物番組を手がけるNHKも頑なにこの間違いを表現し続ける。個人的にこれを江戸しぐさならぬ「ゴリラしぐさ」と呼称する。 pic.twitter.com/j77LqYEEEr
— マイケルニンジャ (@lowkaku2928) June 9, 2019
ドンキーコングは興奮時にドラミングをすることがあります。
一般的なゴリラも自己主張や感情を鎮めるときにドラミングをするため、ゴリラ寄りの生態だと言えるでしょう。
対して猿はドラミングをしないことから、猿ではないと考える要点です。
ゴリラである理由③- 社会構造
猿は同じ種族ごとに数十頭の群れを作って、独自の社会関係を築きます。
オスメスが混在した大きな集団の中で序列が作られ、単独の行動は滅多にありません。
一方で、ゴリラはシンプルな社会構造を持っており、オスゴリラの周りに複数のメスゴリラが付く一夫多妻制です。
猿ほど多頭ではなく、成長した子ゴリラが群れを形成するために離れることもあるため単独行動をします。
ドンキーコングも基本的に単独でゲームを攻略する傾向があるため、社会活動における観点ではゴリラ寄りでしょう。
猿である理由① - 俊敏さ
3月6日はさるの日!
— 日光さる軍団 海賊の人 ジュニア (@jr2_jrjr) February 24, 2020
日光さる軍団の入場料が無料になる特別な日。
舞台演目はパイレーツオブモンキーではありませんが皆さま是非遊びに来てください!
昨年度実施した、ただの猿感100%の木登りジュニくん。
お待ちしております! pic.twitter.com/0J2g6cvIdu
ゴリラは地面の上を拠点に生活を好む生き物です。
木登りをするイメージを持たれていますが、どちらかというと猿の方が木にあるエサを取るために登ります。
猿は木も地上も機敏に駆け回ることができるため、ゲームのアクション性を重視すると猿に似た能力を有しています。
猿である理由② - 現実のゴリラはバナナを食べない
生物科の学生さんが「ゴリラはバナナを食べない」と言っていたので調べてみたら、そもそも分布域が全然違った。 pic.twitter.com/hcJe3vs5Xb
— 胡麻 (@GotoSesame) July 9, 2019
ドンキーコングと言えばバナナが大好物ですよね。ゲーム上でバナナは欠かせないアイテムとなっています。
しかし、実は一般的なゴリラが生息する地域はアフリカ大陸のみで、バナナが自生するのは東南アジアの亜熱帯地域のみです。
つまり、野生のゴリラにとってバナナは一生食べることがありえない果物ということになります。
なので、バナナと同じ地域に生息する生き物は猿という既存事実に基づけば、ドンキーコングは猿という見方もできることでしょう。
細かいことを言えば、野生の猿もバナナを好んで食べないそうです。
ドンキーコングの家系図と仲間から考察
コングファミリー#DonkeyKong pic.twitter.com/uqPHu8zfVV
— オニモツ@絵をかくよ (@mat_arrow1123) June 13, 2023
ドンキーコングの仲間との関係性について考えることも、ゴリラと猿の判断材料となりえます。
ここからはドンキーコングの仲間が何の動物がモチーフになっているのか調べてみました。
- ディディーコング:チンパンジー
- ディクシーコング:チンパンジー
- ランキーコング:オランウータン
- マンキーコング:オランウータン
- タイニーコング:ゴリラ
- チャンキーコング:ゴリラ
- ファンキーコング:ゴリラ
- キャンディーコング:ゴリラ
- クランキーコング:ゴリラ
- ドンキーコングJr.:ゴリラ
馴染みがあるキャラクターを中心に分類の比率から考えると、コングファミリーはゴリラの割合が多いです。
まとめ:ドンキーコングはどちらに分類されるか
ゴリラと猿の特徴を見てきた通り、ドンキーコングはゲーム内で独特な特徴と能力を持っています。
- ゴリラ寄り理由…体格、ドラミング、社会構造
- 猿寄りの理由…俊敏さ、バナナとは無縁
「〇〇という特徴があるからゴリラ」と分類できるわけではなく、霊長類のゴリラと猿の側面をゲームのアクションに取り入れた独自な生態を持っているのがドンキーコングです。
あくまでゲームのキャラクターで架空の生き物であることから、どの生き物にも属さない霊長類なのでしょう。
- ドンキーコングはゴリラではないのですか?
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ドンキーコングはゴリラをモチーフに作られているキャラクターです。しかし、実際のところ猿に近い俊敏さや生態を見せていることから、猿とも考えられます。
さらにもっとドンキーコングのことを詳しく知りたい方は、コチラの記事をご覧ください。
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