ゲームの中でキノコはパワーアップのアイテムとして知られていますが『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』のマリオはきのこが嫌いという設定でした。
マリオがきのこ嫌いっていうの
— うめやん (@Plum_1996) May 7, 2023
結構衝撃やったし
ピーチ姫がキノコ王国の住民
じゃなかったのも衝撃やった
本記事では、映画の描写やマリオとキノコの関係を深堀りし、キノコが苦手で嫌いな理由を考察してみました。
マリオが好きそうなキノコの種類一覧
キノコは、マリオの冒険をサポートする重要な役割を果たすアイテムです。
その歴史とキノコの種類について詳しく見ていき、きのこ嫌いになった背景をいきましょう。
一番有名なのは、パワーアップする『スーパーキノコ』
「スーパーキノコ」のアイテムが登場したのは、1985年『スーパーマリオブラザーズ』です。
マリオが取ることでパワーアップし、ブロックを破壊したりダメージを受けてもゲームを続ける効果をもたらします。
ゲーム序盤のはてなブロックから出てくることから「マリオはキノコと相性が良い」という認識が強く定着してきたことでしょう。
一部のゲームにある取扱説明書には「マリオの好物:キノコ」と表記されているものもあります。
残機が増える「1UPキノコ」
スーパーキノコと似たデザインをした「1UPキノコ」があります。
これは、ゲーム上の残機(ゲームオーバーまでのストック数)を増やす役割を持っており、ゲームを進めるうえで貴重なアイテムです。
マリオが取ったときのリアクションはゲーム上でもありませんが、爽快感がある効果音も親しみがありますよね。
他にも、変身能力を持った〇〇キノコ
その他にも、マリオが取得することで変身できる特殊なキノコが多くあります。
- 巨大キノコ:取るとマリオが巨大マリオに変身する。
- マメキノコ:取るとマリオがマメマリオに変身する。
- ハチキノコ:取るとマリオがハチマリオに変身する。
- オバケキノコ:取るとマリオがオバケマリオに変身する。
- バネキノコ:取るとマリオがバネマリオに変身する。
- プロペラキノコ:取るとマリオがプロペラマリオに変身する。
- ゴロ岩キノコ:取るとマリオがゴロ岩マリオに変身する。
などなど…これらのキノコを手にしたマリオは、各特殊能力に沿った攻撃を繰り出し、ゲームを優位に進めていきました。
一部のゲームでは、取得時に嬉しそうなモーションがあるためマリオが喜ぶものであると思っちゃいますよね。
マリオが苦手で嫌いそうなキノコの種類一覧
プラスな影響を与えるキノコとは対照的に、マイナスな影響を与えるキノコもあります。
マリオが嫌いそうなキノコの種類を2つピックアップしました。
毒のダメージを受ける「どくキノコ」
どくキノコとは『スーパーマリオブラザーズ2』で初登場したキノコアイテムです。
まがまがしい紫色の色合いをした外見をしており、マリオが取ってしまうとダメージを受けてしまいます。
どくきのこに似ているキノコとして「呪いキノコ」「腐ったキノコ」もありますが、ゲームを妨害するお邪魔アイテム。
基本的にどくキノコ系はトラップ要素をもった珍しいタイプのキノコで「プレイヤーにも嫌われているキノコ」といえるでしょう。
身体を小さくする「マメキノコ」
「マメキノコ」は、ジャンプ力が飛躍することを代償に、身体が従来の半分以下に縮んでしまいます。
ゲームの仕掛けではマメマリオじゃなければ通れない小さな通路があったり、跳躍力を生かしたステージもあるため迷惑アイテムではありません。
しかし、現実的に食べるのには躊躇しそうですよね。
「マリオがキノコ嫌い」という設定について徹底考察
ゲームと最新映画ではキノコに対するマリオの感情や考えが異なっており、嫌悪感を示しています。
なぜ最新映画では「キノコ嫌い」という設定なんでしょうか?
映画の内容を簡潔に述べた3つのポイント
- 家族との食事シーンで、マッシュルームが入ったスパゲッティを苦手そうな反応を見せる。
- そもそも「スーパーキノコ」の存在を知らなかった。
- ピーチ姫による特訓で、スーパーキノコを強引に食べさせられる。
これらのポイントをひとつずつ紐解いていきます。
映画のマリオは、一般人に近い生活を送っていた
映画のマリオは「ブルックリンに住む配管工の成人男性」という役柄で、キノコ王国の文化は知らない設定です。
これは、何も知らないところからはじまる冒険ストーリーがワクワク感を生み出す要素となっていました。
なので、マリオが「スーパーキノコの効果を知らなかった」ことで生まれる、逆境に向けた伏線であると考えられます。
苦手なことに挑戦する勇気
本作では、未知の世界に飛び込んだマリオが弟のルイージを助けるべくクッパと対峙する物語です。
その一環で前段階のキノコを克服する葛藤は、物語を有利に進める重要な展開を担っていました。
これは、現実の人間らしく苦手な物事に挑戦することが大事であるというメッセージ性を感じます。
もし、マリオがキノコ嫌いのままでいたら、ルイージもキノコ王国も助からなかったかもしれません。
極端に、苦手なものをわかりやすくアピール
映画では、マリオを知らない老若男女でも楽しめるコミカルな展開が盛りだくさんでした。
しかし、ゲームをやったことがない人にとっては「マリオはキノコで強くなる」という設定を知りません。
かと言って、急にマリオが露骨にキノコで強くなる展開をしてしまうと、わからない方がおざなりになってしまいます。
そこで、映画制作側はマリオの世界観を知らない人のために、あえて「良薬は口に苦し(受け入れがたいことでも、後に有益になる)」の設定をしたと考えられます。
以上をまとめると…
キノコが大好物なキャラクターが淡々とパワーアップして敵と戦っても、観ている側は感情の起伏が起きないから面白くない。
普通の生活を送っていたマリオが、人間らしい弱みを持った「キノコ嫌い」を克服する展開のほうが映画として面白い。
と考察できました。
なので、あくまで映画の中だけの設定であって、ゲーム上のマリオ全般に通じる考察ではありません。
実際に映画以外のマリオは、小ネタ要素として「キノコ好き」ということで知られています。
マリオはキノコが好きなの?嫌いなの?
— アナケナ・ファミリー (@anakena_game) August 28, 2023
映画のマリオはキノコ嫌いですが、ペーパーマリオ オリガミキングではキノコが好きの設定みたいですね😊
なのでどちらでも正解ってことだと思いますよ😆#マリオ pic.twitter.com/igjwKZVXNY
まとめ:マリオがきのこ嫌いなのは、ストーリー性重視だったから
ゲームと映画では、キノコに対するマリオの感情や考えが異なる場面が見受けられましたが、キノコ嫌いは映画の中だけの話です。
基本的にマリオはキノコアイテムをとることで喜ぶ描写が多く描かれています。
しかし、映画やゲーム内の設定、制作者の意図など、さまざまな要素が絡み合いながら、この複雑な関係が形成されてきたのです。
さらにもっとマリオのことを詳しく知りたい方は、コチラの記事をご覧ください。
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